白神クラブ

筑波大大学院世界遺産専攻2年外崎が運営しています。

第1回 白神山地トレッキングツアー報告♪

白神クラブでは第1回のエクスカーションを5月上旬に行いました。

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今回の訪問地は白神山地青森県側の訪問口と呼ばれる西目屋村

写真のように残雪が残るなか、登山靴、長靴でガイドさんとともに普段入ることができない散策道のない場所も歩きました(ガイドさんがいない場合は迷ってしまうので散策道外は通常歩くことが難しいです)。

 

Let's go!

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ブナの花の説明を聞きます。

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ブナは300年経たないと元の森に戻らないそうです。ブナを伐って、まず被害を受けるのは漁業。

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炭窯の跡:緩衝地域のなかにいくつもありました。広い場所に住居、特にその前には雪崩などから身を守るため、大きな木の陰などに作ります。数家族が一緒に生活を行い、炭窯を運用したそうです。炭用にしたナラの木の切り株:大きすぎたので切り倒して使える部分だけを炭にしたのだろうとのこと。ナラは白炭用に、ブナは水に浮くので、薪用として川に流したそうです(これを流木:ながしぎといいます)。

 

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ブナの最期:ブナは300年の寿命を終えると朽ちてボロボロになります。

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出会ったお花たち:5月半ばからは一面お花畑が見られるそうです。

 

昔の人の道標:「鉱山行く→」と書いてあります。昔の人はこれを目印に山を歩いたそうです。

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感想(T)

 今まで白神のトレッキングコースはたくさん歩いてきましたが、ガイドなしでしか歩いたことがなく、今回とても勉強になりました。その意味では白神山地の山について何にも知らなかったことに思い至らせてもらいました。今回歩いた範囲は世界遺産地域でバッファーゾーン内なのですが、とても里山的な山であることに驚きました。今まで解説をしていただいたことがなかったので、炭窯跡や道標なども読み取れていませんでした。何も知らないで行くと、白神山地は確かに「普通の雑木林」になってしまうかもしれません。今回一番感じたことは原生性やブナばかり注目を受けてしまった白神山地ですが、奥山というほど人が入れない山ではないのではないかということです。世界遺産地域になっている場所であっても人々の生業の痕跡が残っていることをきちんと評価することが課題だと感じました。また同時に、同じ白神山地地域でも世界遺産地域とその周辺地域とで扱いが異なっていますが、周辺地域と世界遺産地域が連続して同じブナの森として成立していることを踏まえた管理が必要なのだと思います。

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白神クラブの紹介

白神クラブの日記に来てくださって、どうもありがとうございます。

 

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白神クラブの目的は、白神山地や他の自然遺産を訪問して、その現場を肌で感じ、経験して、白神山地、そして自然遺産を身近に感じられるサポーターになることです。

内容は白神山地、自然遺産に関することならなんでもしています!

現地訪問や自然遺産勉強会の開催などを行っていますが、自然遺産に興味がある、トレッキングしてみたい、温泉に入りたい、動物・植物が好き、山が好き、など動機は様々です。少しでも興味のある方は問い合わせてください。

 

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